「デグー」とはどんな生き物なの?生態や値段などを詳しく紹介!

動物図鑑

ながーい尻尾にふさふさの体。

ネズミに似ているような、カピバラを小さくしたような見た目のデグー。

ペットショップやSNSでデグーを見たことがあるけど、どんな生き物なのか知らないという方も多いのではないでしょうか。

今回はそんなデグーの生態について、詳しく解説していきたいと思います!

デグーとは

Photo by “Daniela Parra F.

デグーとは、体長12.5~19.5cm尻尾10.5~16.5cm体重170~300gのネズミ目(齧歯目)デグー科の動物です。昼行性で、南アメリカのアンデス山脈の麓で、地下に巣穴を作って暮らしています。

ペットとしての起源は、元々研究目的で飼育されるようになったことが始まりです。その後、人に良くなつくことや、においも少なく、飼育しやすいことからペットとして注目されるようになりました。

寿命

飼育下のデグーの平均的な寿命は約6~8年と言われています。長いと10年生きてくれる子も存在し、ギネス記録では14歳まで生きたと登録されています。

性格

デグーは知能が高く、野生では仲間と共同で巣穴を掘り生活していることから、とても社交的な性格をしています。また、デグーは臆病にもかかわらず、かなり好奇心旺盛な性格をしています。そのため、適度に飼い主と遊んだり、おもちゃで遊んだりして好奇心を刺激してあげる必要があります。

特徴

Photo by “Chunbin

なつくの?

デグーはなつきやすい動物と言われています。

前述した通り、デグーは仲間と共同生活をする生き物です。そのため、仲間と認識した相手に対しては、積極的にコミュニケーションをとろうとしてくれます。なついてくれた際には、飼い主を鳴いて気を引いたり、飼い主の後をついて回ったり、中にはべったりくっついて離れない「べた慣れ」になる子もいます。

鳴き声は大きい?

デグーは「アンデスの歌うネズミ」と言われているほど、よく鳴く動物です。しかし、鳴き声自体はそれほど大きいものではなく、聞いていて心地いいほどの声の大きさです。また、昼行性ということもあり、アパートなどの壁が薄い環境でも飼育することができます。

においはするの?

デグーは草食動物であり、臭いの少ない動物と言われています。また、フェレットやフクロモモンガにはある臭いを発する「臭腺」がないことも臭いが少ない理由になります。しかし、ケージを清潔に保っていないと排泄物の臭いがしたり、デグーに排泄物が付いてしまい、デグー自体が臭うようになってしまいます。そのため、ケージは清潔に保つように心がけましょう。

トイレは覚える?

デグーは知能が高く賢い動物ではありますが、うんち・おしっこ共にトイレを覚えることができません。そのため、部屋の中で遊ばせている際にも、うんち・おしっこをしてしまいます。

なぜデグーがトイレを覚えれないかというと、デグーの習性に原因があるからです。デグーはおしっこでマーキングをし、おしっこを目印として行動をします。また、うれしい時や怒っている時などにもおしっこをしてしまいます。デグーにとっておしっこは生活の一部となっているからです。

家具はかじる?

デグーはかじるのがとても大好きで、部屋んぽの際には家具やコード、壁紙などかじれそうなものをかじってしまう傾向にあります。そのため、実際に飼育する際にはペット用のサークル内で部屋んぽを行うなど、対策を行う必要があります。

値段

   カラー値段
アグーチ(ノーマル)5,000~10,000円
パイド8,000~15,000円
ブルー6,000~25,000円
ブルーパイド7,000~25,000円
サンド10,000~25,000円
クリーム15,000~
ホワイト25,000~
ブラック30,000~

デグーの代表的なカラーは8種類になります。ノーマルカラーのアグーチは一般的に1万円以内でお迎えすることができ、遺伝子組み換えをしていないことから、一番体が丈夫だと言われています。珍しいカラーになってくると、10万円を超えてくる子もいます。

まとめ

これまでデグーについて説明をしていきましたがいかがだったでしょうか。簡単にまとめるとデグーには以下のような特徴があります。

  • 体長12.5~19.5cm、尻尾10.5~16.5cm、体重170~300g
  • 昼行性
  • 平均寿命 6~8年
  • 臆病だが好奇心旺盛
  • 社交的でなついてくれる子が多い
  • 体臭は少ない
  • たくさん鳴くが、鳴き声自体は大きくない
  • トイレはしつけることができない
  • 家具はかじってしまう

少しでも、皆さんがデグーに興味を持ってくださればと思います!

コメント